ベースアプリケーション
Photon Server SDKには、独自開発を始める上で非常に有用ないくつかのアプリケーションが含まれています。
それぞれのSDKの役割や、どういったゲームジャンルに適しているかについては、 以下を参照してください。
ロードバランシング
ロードバランシングアプリケーションは、Photon Cloudで私たちが多かれ少なかれ用いているものです。ロードバランシングアプリケーションは、マスターサーバーとゲームサーバーの2つのアプリケーションから構成されており、複数回実行することが可能です。
ロードバランシングアプリケーションはPhoton 3ではLite、Photon 4ではHiveを拡張しますが、どちらの場合もいくつかのルールを変更します。
例として、ルームが作成されるべきか、入室されるべきかなどがあります。
ランダムに入室する場合がサポートされ、マスターサーバーには利用可能なルームをリスト表示する「ロビー」ができます。ルームのリスト化はすべて、マスターサーバー上でのみ行われます。
Photon Cloudでは、ロードバランシングアプリケーションの変数を実行し、AppIDによって「仮想アプリ」を追加します。
ロードバランシングの概念の詳細については、こちらを参照してください。
MMO
MMOデモアプリケーションは、1つの大きなワールドをすべてのプレイヤーが共有するようなゲームに適したソリューションです。
これによってインタレストの管理が可能になるほか、 アイテムやアクター、プロパティなどで共通のベースクラスが提供されます。
一般に、共有されたワールドでのゲームには通常、サーバー側にそのゲーム固有のロジックが多く含まれます。
このため、このアプリケーションはこうしたワールドを共有するゲームを開発するうえで適切な起点となります。
MMOの詳細については、こちらを参照してください。
Lite
少人数のプレイヤーがその他のプレイヤーとは独立して交流するようなルームベースのゲームで、ルームの基本的なフレームワークを実装します。Liteでは、それぞれのルームはゲーム(またはマッチング)を反映しており、その名前によって識別されます。すべてのプレイヤーはどのルームにでも入退出できますが、ただし入退出は1つのルームに対してのみ可能です。
ルーム内のクライアントはIDを取得してイベントを立て、他者にデータを送信します。
プロパティはルームおよびプレイヤーに対して設定でき、参加者全員に対して一部の値が利用可能となります。
サーバーロジック(得点など)を必要としないゲームは、Liteを用いて「そのまま」構築できます。一方、Liteでのルームクラスは理解しやすく、サーバーロジックをカスタマイズする上で良い入門となります。
Liteアプリケーションは最も頻繁に参照されるアプリケーションであり、さらに複雑なプロジェクトでは基盤として用いられています。
ゲームの仕様に応じて、ルーム内のプレイヤーをマッチメイキングでグループ化することもできます。
Liteアプリケーションの詳細はこちらを参照してください。
Back to top